今月の主題 虚血性心疾患Today
狭心症の治療
狭心症患者に対する検査・手術と術前の評価
田中 直秀
1
,
住吉 徹哉
2
1国立横浜病院・循環器科
2東京女子医科大学・循環器内科
pp.1216-1218
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901587
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ポイント
狭心症を有する患者の検査・手術を行う場合,以下のことが重要である.
1)患者の狭心症の病態・重症度を明らかにする.
2)運動負荷試験,心エコー図,負荷心筋シンチグラムにより,心筋虚血の閾値,心機能,心筋虚血の範囲を評価する.
3)可能な限り冠動脈造影を行い,器質的冠動脈病変の重症度を評価し,術前のPTCA,CABG,術中IABPなどの処置を行うことによって,比較的安全に手術を施行できる.
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