今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡
水・電解質異常の診断から治療まで
高齢者における輸液療法
前波 輝彦
1
,
三浦 浩平
1
,
原 直
1
,
石田 尚志
1
1聖マリアンナ医科大学・第1内科
pp.827-829
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901505
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ポイント
1)高齢者は各臓器の予備力が低下しており,容易に体液平衡のバランスがくずれる.
2)体液量・電解質異常の是正は3〜4日をかけて緩徐に行う.
3)輸液を実施する際には,詳細に患者観察を行い,水貯留をはじめとして医原性の水・電解質異常の発症に注意を払う.
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