今月の主題 循環器薬の使い方 '92
高血圧
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三浦 幸雄
1
1東北大学医学部・第2内科
pp.130-132
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901331
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ポイント
1)本薬は穏やかな降圧効果と循環動態を安定化させる効果をもち,単独でも適応は広く,血管拡張性薬物との併用でも優れた有用性を示す.
2)多様な属性をもつ製剤の種類が多く,病態に応じた使い分けができる.
3)虚血性心疾患や不整脈に対する治療効果が認められ,とくに前者に対しては一次的な予防効果も証明されている.
4)禁忌症に注意すれば重篤な副作用は少ないが,長期的には代謝系(脂質,糖,尿酸)に対する影響に注意しなければならな
い.
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