今月の主題 よくわかる内分泌疾患
画像診断
副腎CT・MRIの見方
小林 成司
1
,
成松 芳明
1
,
谷本 伸弘
1
,
平松 京一
1
1慶応義塾大学医学部・放射線診断科
pp.1934-1940
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901219
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近年のCT,MRIの進歩は目ざましく,副腎疾患の診断においても,その重要性は大きなものになりつつある.副腎は後腹膜腔の腎傍腔内に存在し,周囲を脂肪層に取り囲まれているため鮮明な輪郭を得ることができ,また,呼吸および腸管の蠕動に由来するアーチファクトが少ないことにより明瞭な画像が得られ,詳細な評価が可能である.
ここでは副腎疾患におけるCT,MRIの有用性につき,筆者らの経験例をもとに述べる.
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