今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択
その他の感染症の治療
不明熱への対策
高野 慎
1
1東京電力病院・内科
pp.1780-1781
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901103
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ポイント
1)不明熱の3/4は感染症,悪性腫瘍,全身性結合織疾患のいずれかである.
2)安易な解熱剤,抗菌剤の投与は控え,原因疾患の診断に全力をつくす.
3)敗血症など重症感染症が疑われる場合には抗菌剤の投与を行ってよいが,起因菌の検出のための検査は頻回に行う.
4)ステロイド剤適応疾患の確定診断がつかないうちは,ステロイド投与をするべきでない.
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