今月の主題 不整脈診療プラクティス
不整脈治療の実際
心室性頻拍
橋本 悦男
1
,
大江 透
2
1東京大学医学部・第4内科
2国立循環器病センター・心臓内科
pp.122-125
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900679
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ポイント
1)心室頻拍は種々の疾患に基づいて,多様な形態で起こるため,頻拍発作のみにとらわれず,基礎疾患の病態も含めた治療が必要である.
2)基礎疾患,心室頻拍の出現様式で,有効薬剤が比較的限定されるので,それに従った選択をする.
3)抗不整脈薬を使用する場合には,その目的を明確にし,できるだけその有効性を客観的に評価する.
4)抗不整脈薬の陰性変力作用および催不整脈作用に十分注意する.
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