今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択
診療上の特別な問題
全身性エリテマトーデス患者の妊娠の管理
長沢 浩平
1
1九州大学医学部・第1内科
pp.2264-2265
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900590
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全身性エリテマトーデス(SLEと略)は20〜40歳の女性に好発する疾患であるため,従来より,妊娠・出産の是非,および管理が問題となってきた.SLEは全身性の疾患であり,かつ一般にステロイド剤を必要とするために,一昔前までは妊娠,出産を許可しない風潮が強かったが,最近の知見の集積,および治療,管理の向上により,その考え方は変ってきているといえる.本稿ではその最近の考え方と治療,管理について述べたい.
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