増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
31.痙攣
大生 定義
1
1聖路加国際病院・内科
pp.1772-1773
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900448
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ポイント
1)痙攣とは不随意の全身的あるいは部分的な筋収縮をいい,大部分は意識障害を伴う.
2)多くの痙攣は一過性で,受診時には軽快していることも多いが,意識が回復しないうちに次の発作をくり返す重積状態は内科エマージェンシーである.
3)原因の追求とその是正は大切であるが,痙攣が続くこと自体がさらに脳障害を進めるので,何よりも先に痙攣を止めることが重要である.
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