増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
32.回転性めまい
竹内 郁男
1
1東京都済生会中央病院・神経内科
pp.1774-1775
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900449
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ポイント
1)エマージェンシーレベルで肝要なのは,めまいが中枢性疾患由来か,末梢性疾患由来かを迅速,的確に鑑別することである.鑑別すべき主な疾患を中枢性と末梢性に分け,表に示した.
2)中枢性疾患を疑えば,多くの場合入院が必要となる.症状の推移を観察し,占拠性病変を除外すべくCTを行い,治療方針を決定する.
3)末梢性疾患であれば,急性期に必要な処置に原因疾患ごとの差はない.
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