特集 “とりあえずスタチン”から脱却!—動脈硬化性疾患一次予防・最新の考え方
診断
動脈硬化性疾患における画像診断の進歩①—心臓足首血管指数(CAVI)/脈波伝播速度(PWV)
齋木 厚人
1
1東邦大学医療センター佐倉病院糖尿病内分泌代謝センター
キーワード:
心臓足首血管指数
,
CAVI
,
脈波伝播速度
,
PWV
,
血圧依存性
,
糖尿病
,
a body shape index
,
ABSI
Keyword:
心臓足首血管指数
,
CAVI
,
脈波伝播速度
,
PWV
,
血圧依存性
,
糖尿病
,
a body shape index
,
ABSI
pp.1218-1223
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229669
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Point
◎心臓足首血管指数(CAVI)は血圧依存性のないstiffness parameter β理論に基づいた,血管固有の硬さを測定しうる血管機能検査法である.
◎CAVIは年齢とともに高くなり,女性より男性で高く,動脈硬化性疾患を有する患者で高い.
◎CAVIは糖尿病,高血圧,脂質異常症を有する患者で高く,それらに対する治療で低下する.
◎CAVIは肥満度の指標であるBMIと負の相関を示すが,腹部肥満の指標である内臓脂肪面積やa body shape index(ABSI)とは正相関する.
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