特集 一般医家のための—DOAC時代の心房細動診療
心房細動の病態と診断
心不全発症のリスク評価
濱谷 康弘
1
1国立病院機構京都医療センター循環器内科
キーワード:
心房細動
,
心不全
,
リスク因子
,
予防
,
BNP
Keyword:
心房細動
,
心不全
,
リスク因子
,
予防
,
BNP
pp.2260-2263
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229324
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Point
◎心房細動患者において,心不全は脳卒中より発症頻度の高い合併症であり,死因の上位を占めている.
◎心房細動に対する管理が進歩する一方で,心不全の発症率は経年的に増加傾向であり,心不全の発症リスク層別化と予防が今後重要な課題である.
◎心不全のバイオマーカーであるナトリウム利尿ペプチド(BNP/NT-proBNP)は,心不全既往のない心房細動患者においても,心不全発症リスクと有意に関連する.
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