特集 令和の頭痛診療—プライマリ・ケア医のためのガイド
頭痛診療One-up
新規CGRP関連抗体薬の特徴,使い方
山王 直子
1,2
1品川ストリングスクリニック
2日本医科大学脳神経外科学
キーワード:
CGRP
,
カルシトニン遺伝子関連ペプチド
,
片頭痛予防治療
,
ガルカネズマブ
,
エレヌマブ
,
フレマネズマブ
Keyword:
CGRP
,
カルシトニン遺伝子関連ペプチド
,
片頭痛予防治療
,
ガルカネズマブ
,
エレヌマブ
,
フレマネズマブ
pp.2388-2395
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228645
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Point
◎片頭痛の発症に深く関与するカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を標的とした片頭痛発症抑制薬が2021年本邦においても認可され,実臨床での治療が開始された.
◎抗CGRPモノクロナール抗体ガルカネズマブ,フレマネズマブ,抗CGRP受容体抗体エレヌマブの3製剤いずれも従来の内服の片頭痛予防薬と比較して片頭痛の病態に即した治療薬であり,有効性が高いと考えられる.
◎新規CGRP関連抗体薬の特徴,使い方について欧州ガイドライン2022-updateを参考に1年間の治療経験を踏まえて解説する.
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