特集 抗菌薬の使い方—敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る
微生物サイドから考える抗菌薬の使い方
<グラム陰性桿菌>
市中の腸内細菌目—Escherichia coli, Klebsiella spp., Proteus spp.
原田 壮平
1
1東京大学医学部附属病院感染制御部
キーワード:
Escherichia coli
,
Klebsiella spp.
,
Proteus spp.
,
ESBL産生菌
Keyword:
Escherichia coli
,
Klebsiella spp.
,
Proteus spp.
,
ESBL産生菌
pp.1080-1083
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228309
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Point
◎Escherichia coliは市中感染症をきたすグラム陰性桿菌の代表格である.
◎Klebsiella pneumoniaeはリスクのある患者の市中感染症と医療関連感染症・院内感染症の両方に関与しうる.
◎Proteus mirabilisは複雑性尿路感染症の起因微生物としてよく知られている.
◎これらの腸内細菌目細菌は通常は薬剤感受性が良好であるが,近年では特にE. coliにおいてESBL産生菌やキノロン耐性菌が増加している.
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