特集 成人が必要とするワクチン—生涯を通した予防接種の重要性
予防接種を必要とする成人
〈その他〉
医療関係者
金井 信一郎
1
1信州大学医学部附属病院感染制御室
キーワード:
ワクチン
,
予防接種
,
MMRVワクチン
,
B型肝炎ワクチン
,
インフルエンザワクチン
,
新型コロナワクチン
Keyword:
ワクチン
,
予防接種
,
MMRVワクチン
,
B型肝炎ワクチン
,
インフルエンザワクチン
,
新型コロナワクチン
pp.490-493
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228104
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Point
◎麻疹・風疹・流行性耳下腺炎(ムンプス)・水痘ワクチン(MMRVワクチン)はすべての医療関係者が対象で,「2回」の予防接種記録が重要である.抗体価を測定し,必要な回数を接種することもできるが,抗体価の基準を満たすまで接種を続ける必要はない.
◎B型肝炎ワクチンは患者や患者の血液・体液に接する可能性のあるすべての医療関係者が対象になる.免疫獲得者の抗体価検査や追加のワクチン接種のポリシーを施設で決めておく.
◎インフルエンザワクチンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下においても,すべての医療関係者で接種が推奨される.
◎新型コロナワクチンはすべての医療関係者で接種が推奨される.ワクチン接種完了者は曝露後に必ずしも濃厚接触者とする必要はなく,厳重な健康観察と感染対策の実施の上,勤務継続が可能である.
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