特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門
アレルギー疾患診療において必要な知識
アレルギー疾患における妊婦・授乳婦の薬物治療
川上 美里
1,2
,
村島 温子
2,3
1聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー学講座
2国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センター
3国立成育医療研究センター周産期母性診療センター
キーワード:
妊娠
,
授乳
,
薬剤
,
アレルギー
,
気管支喘息
Keyword:
妊娠
,
授乳
,
薬剤
,
アレルギー
,
気管支喘息
pp.262-267
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227426
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Point
◎妊婦の治療においては母体環境の改善と胎児への薬剤移行による副作用を秤にかける必要がある.
◎妊婦に投与される薬剤の影響は催奇形性(妊娠初期)と胎児毒性(妊娠中期以降)に分けて考える.
◎早急の対応が必要な病態では妊婦の救命を優先し,治療に躊躇してはならない.
◎母乳栄養にはメリットがあり,多くの薬剤において治療と母乳栄養の両立は可能である.
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