特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた
気管支喘息とCOPD診療の「今」
難治性喘息への対応—生物学的製剤・気管支サーモプラスティの適応
出雲 雄大
1
1日本赤十字社医療センター呼吸器内科
pp.102-105
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226675
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Point
◎難治性喘息と診断する前に,喘息の診断が確かであるか,合併症のコントロール状況,吸入などの薬剤のアドヒアランスの検討が重要である.
◎全身性ステロイドはさまざまな合併症を併発するため,安易な使用は避け生物学的製剤の適応を検討する.
◎生物学的製剤や気管支サーモプラスティなどの治療法にはそれぞれに特徴があり,これらの治療を行う前に専門医へのコンサルテーションが望ましい.
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