特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴
新たに登場/解釈が変わった検査の考え方
遺伝子検査でわかること,わからないこと
河津 晶子
1
1聖路加国際病院人間ドック科
pp.1936-1939
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226570
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Point
◎遺伝子解析技術の飛躍的な発展により,がんをはじめとしたさまざまな疾患の治療や予防において,遺伝子検査が重要な役割を担うようになってきている.
◎遺伝子検査は,病原体遺伝子検査,体細胞遺伝子検査,遺伝学的検査に分類される.
◎体細胞遺伝子検査は,遺伝子変異に合わせたがんゲノム医療に実用化され始めている.さらに最近では超早期にがんを発見するマーカー検査としても期待されている.
◎遺伝学的検査は,科学的根拠,結果の解釈,個人情報保護などに多くの課題がある.
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