特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ
悪性腫瘍
犯人の目星はついている…しかし証拠がつかめない!—発熱や高LDH血症が続き,骨髄検査で異常を認めない75歳男性
脇坂 達郎
1,2,3
1JA愛知厚生連海南病院総合内科
2JA愛知厚生連海南病院感染制御部
3JA愛知厚生連海南病院教育研修部
pp.1784-1787
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226533
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Point
◎血管内リンパ腫はリンパ節腫大や腫瘤形成を伴わない不明熱病態をきたしうる.
◎血球減少・LDH上昇・呼吸器症状・神経症状・皮疹に着目する.
◎骨髄検査・ランダム皮膚生検が有用であり,1回目の検査が陰性でも再検を考慮する.
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