書評
—則末泰博 編 片岡 惇,鍋島正慶 執筆—人工呼吸管理レジデントマニュアル
喜舎場 朝雄
1
1沖縄県立中部病院呼吸器内科
pp.1607
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226488
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このほど,東京ベイ・浦安市川医療センターの則末泰博先生の編集で若手医師向けの人工呼吸管理レジデントマニュアルが発刊された.
本書は裏表紙のMOVESで始まる人工呼吸管理の語呂合わせで読者の肩の力を抜かせて本文へのスムーズな誘いが展開されている.序文に記されているように人工呼吸の導入を考えるに当たって必須の判断や知識のエッセンスの理解が大切である.本書は19章から構成され,実際の挿管方法,代表的な疾患別の具体的な人工呼吸器の設定方法,管理中の鎮静,アラームとトラブルシューティング,合併症,最終章では経肺圧の意義と実際の測定にも触れている.
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