特集 一歩踏み込んだ—内科エマージェンシーのトリセツ
内科外来に来るコンサルトが必要な疾患
中高年の下肢脱力—まずは脱力の分布と病態を確認.整形外科コンサルトのポイントは?
岩井 俊介
1
,
北野 夕佳
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センター
pp.1264-1268
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226403
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Point
◎脱力を訴える患者では,脱力の病態を把握し,分布を明確にする.
◎両下肢脱力では脊髄病変を疑い,デルマトーム・神経支配を意識して診察を行う.
◎腰痛がある場合は,red flagに該当しないかを抜けなく問診する.
◎脊髄の圧迫症状があれば緊急減圧の適応となりうるため,適切な専門科にコンサルトする.
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