書評
—坂本 壮 著—ビビらず当直できる—内科救急のオキテ
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院救急・総合診療科
pp.451
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225382
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内科救急に携わる全ての医師にとって待望の一冊が手元にある.この書籍は今や「引っ張りだこ」の坂本壮先生による単著第2弾であるが,内科救急の15症例を通じて陥りやすいピットフォールについて非常にわかりやすく解説されている.
一気に読破できるほど“読みやすい”この書は,デザインや書体などにも細かくこだわり,イラストも何度か描き直したそうであるが,“読みやすい”のは見た目のためだけではない.内容が良いのだ.内科救急で働く医師へ伝えたいメッセージが明確となっているからこそ,読み手の心に響く“読みやすい”一冊に仕上がったのであろう.現場で働く坂本先生ならではの作品である.
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