特集 自信をもって対応する—虚血性心疾患
虚血性心疾患を見逃さないための診断法
虚血性心疾患診断での冠動脈CTの役割
渡辺 浩毅
1,2
,
橘 知宏
1,2
1済生会松山病院循環器内科
2済生会松山病院放射線部
pp.1800-1804
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225154
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Point
◎高性能CTの登場により,冠動脈CTの短時間・低被曝撮影が可能になった.
◎冠動脈の解剖学的位置関係を正確に把握する.
◎冠動脈病変の狭窄度やプラーク性状を把握し,治療方針を決定する.
◎冠動脈CTは,PCI後フォローアップ時の冠動脈ステント内腔の評価や新規病変の進行,CABG後のフォローアップなどに有用性が高い.
◎近年,冠動脈病変の検出のみでなく,心機能や虚血の診断にも冠動脈CTが有用であることが報告されている.
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