特集 超高齢時代の内科診療
新しいトピックス
Advance Care Planning—「先を見据えた終末期ケア意思共有」とは?
宮下 淳
1
1福島県立医科大学白河総合診療アカデミー
pp.1634-1638
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224379
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ポイント
●Advance Care Planning(ACP)は,終末期患者の医療の質を向上させ,家族のストレスを軽減する.
●終末期医療への関心の高まりとともに,1990年代から米国で発展してきたACPの概念を受け入れる土壌が日本にもできつつある.
●医療者は,終末期を見据えたときの患者のQOLを考慮に入れて,患者本人と家族のディスカッションを上手にファシリテートすることが重要である.
●本稿ではACPの日本語訳として,「先を見据えた終末期ケア意思共有」を提案したい.
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