特集 胸部画像診断—症状や身体所見からのアプローチ
座談会
胸部単純X線写真の役割を再考する
芦澤 和人
1
,
栗原 泰之
2
,
岸 一馬
3
1長崎大学大学院医歯薬総合研究科臨床腫瘍学
2聖路加国際病院放射線科
3虎の門病院呼吸器センター内科
pp.1116-1122
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224249
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芦澤 本日の座談会のテーマは「胸部単純X線写真の役割を再考する」とさせていただきました.胸部単純X線写真は,簡便,安価,そして受診者の被ばくが少ないというメリットがありますが,一方では客観性に欠けるということもあり,昨今では,容易に撮影可能なCTが胸部画像診断の大きな位置を占めてきています.
そのなかで,果たして胸部単純X線写真はもう不必要なのか,また,必要であればどのような状況で重要であるかなどについて,放射線科医である栗原先生と呼吸器内科医である岸先生をお招きし,いま一度その役割を再考していきたいと思います.
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