特集 糖尿病治療薬Update—適正使用に向けて
2型糖尿病治療
【経口血糖降下薬で効果不十分例への対応】
GLP-1受容体作動薬追加のコツ
桜町 惟
1
,
矢部 大介
1,2
,
清野 裕
3
1関西電力病院糖尿病・代謝・内分泌センター
2関西電力病院疾患栄養治療センター
3関西電力病院
pp.78-81
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223901
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ポイント
●GLP-1受容体作動薬は低血糖リスクが低く,体重減少が期待できるなどの利点を有する.
●インスリン分泌能がある程度低下した症例では,インスリンと併用することでGLP-1受容体作動薬の効果が期待できる.
●インスリンとGLP-1受容体作動薬の併用療法では,低血糖リスクの低下や体重増加の抑制が期待できる.
●長時間作用型と短時間作用型のGLP-1受容体作動薬では,血糖改善効果をきたす作用機序が異なる.
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