特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす
治療薬を使いこなす
アレルギー診療における東洋医学
津田 篤太郎
1
1聖路加国際病院リウマチ膠原病センター
pp.1916-1918
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223753
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ポイント
●抗原回避が困難で,薬物療法が効果不十分あるいは拒否される場合に,漢方治療が検討される.
●アトピーは炎症軽減とバリア機能回復という2つの目標に,それぞれ異なった生薬を配する.
●鼻炎では小(ショウ)青(セイ)竜(リュウ)湯(トウ)が代表的処方であるが,含有する麻黄の副作用に留意する.
●気管支喘息では,心因性の要素が関与する咳嗽に漢方薬がしばしば用いられる.
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