特集 救急疾患,重症はこうして見極める—いつまでもヤブと思うなよ!
症例問題
—症例12—23歳男性 発熱,咽頭痛
忽那 賢志
1
1国立国際医療研究センター感染症内科
pp.649-650
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223421
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現病歴
1週間前から39℃の発熱と咽頭痛が出現した.5日前に近医を受診したところ上気道炎と言われ,抗菌薬(セフカペンピボキシル:フロモックス®)と解熱薬を処方された.しかしその後も発熱は続き,連日39℃を超える発熱があり,嚥下時痛が強く食事も十分に取れなくなってきたため,救急車を要請し当院に搬送された.
実家からお見舞いに来た母親によると「普段よりも眼が腫れぼったい(図1)」という.
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