特集 救急疾患,重症はこうして見極める—いつまでもヤブと思うなよ!
症例問題
—症例2—36歳男性 発熱,下痢
北村 淳
1
1金井病院内科
pp.623-624
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223411
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現病歴
2週間前から発熱あり.咳嗽も出現したため1週間前に内科を受診した.血液検査で炎症反応上昇,胸部X線とCTで肺炎像を認めた.細菌性肺炎と診断され,連日外来にてセフトリアキソン(CTRX:ロセフィン®)1 g/日の点滴加療を受けていた.
咳嗽は改善し37℃前後に解熱したが,昨日から再び38℃台の発熱と下痢あり.抗菌薬はCTRXからレボフロキサシン(LVFX:クラビット®)に変更されたが,自宅にて嘔吐,食事摂取困難となり当院を受診した.
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