増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
尿検査
17.エステラーゼと亜硝酸塩
宮地 隆興
1
1国立下関病院
pp.1662-1664
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222706
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●異常値を示す疾患
尿中の白血球由来のエステラーゼの検出と亜硝酸塩の検出は,尿路感染症のスクリーニング検査として用いられる.前者(エステラーゼ反応)は生体反応を示す膿尿を,後者(亜硝酸塩反応)は細菌尿を検出する.膿尿や細菌尿は,腎,輸尿管,膀胱,尿道および前立腺の炎症から生ずるので,両反応は尿路感染症に対する検査として用いられる.尿路感染症と膿尿や細菌尿との関係は表に示した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.