カラーグラフ Oncology Round・1【新連載】
橋本病に併発した甲状腺乳頭癌
片山 勲
1
,
三村 孝
2
,
伊藤 國彦
3
,
森永 正二郎
4
1埼玉医科大学・病理
2東京都済生会中央病院・外科
3伊藤病院
4東京都済生会中央病院・病理
pp.1585-1588
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222685
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連載にあたって 以前,「oncologyとは何か(medicina 19:706-717,1982)」のなかで紹介したことがあるが,アメリカではoncology roundが卒後研修医の格好の修練の場として定着している.週毎に病院中のスタッフが一堂に会して行うコンファレンスで,新しく入院した患者のなかでとくに興味深い1〜2例を題材として活発な討議が行われる.外科・内科・婦人科の患者のことが多いが,その他の領域から取り上げられることも少なくない.したがって,1年間位出席していると,oncology roundを通して腫瘍全般に対する理解が相当に深まっていくこととなる.
本シリーズにおいても,アメリカのoncologyroundと同様に,臓器とか専門科を特定することなく,よい症例を選び,症例の提示に続いて,その症例から学び得る事項を適宜解説していくこととしたい.
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