今月の主題 輸液・栄養療法
各種病態における輸液のあり方
浮腫と輸液
清水 倉一
1
,
廣田 彰男
2
1東京労災病院
2東京労災病院・第3内科
pp.2828-2830
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222241
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浮腫とは細胞間隙に過剰に細胞外液(Na,水)が貯留した状態であり,その成因には全身性と局所性因子がある.前者は体液の貯留に関係し,腎における水,Naの排泄障害が主役を演じる.後者は体液の分布に関係し,微小血管系での体液の出入り,リンパ流などが主役を成している.
輸液に際しては,このような体液の貯留,分布の状態を念頭に置くことが大切である.
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