今月の主題 消化性潰瘍とその周辺
消化性潰瘍の治療
薬物療法―プロスタグランディン製剤
谷内 昭
1
,
矢花 剛
1
1札幌医科大学・第1内科
pp.452-454
発行日 1988年3月10日
Published Date 1988/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221577
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胃粘膜にも存在する高度不飽和脂肪酸の一種であるプロスタグランディン(以下PG)E1,PGE2およびPGI2(プロスタサイクリン)の強力な酸分泌抑制および抗潰瘍作用については早くから注目され,副作用の少ない各種PG誘導体が相次いで開発されている.本稿ではこれまでわが国において消化性潰瘍に対してその臨床効果が検討され,その実用化の目どのついたPG製剤の概要を述べてみたい.
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