今月の主題 血流障害と血栓・塞栓症
治療総論
プロスタグランディン製剤
三島 好雄
1
1東京医科歯科大学・第2外科
pp.2054-2055
発行日 1986年12月10日
Published Date 1986/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220638
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プロスタグランディン(以下PG)と総称される一群のホルモン様物質の中で,PGE1は多くの哺乳動物で強い血管拡張作用と血小板凝集阻止作用を有し,血管疾患では表1に示す分野で臨床に応用されている.とくに動脈血行障害に対してはCarlsonら1)の報告以来,その治療効果が注目され,わが国でも治験例の報告がみられる.
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