増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方
Ⅸ 免疫・アレルギー・膠原病治療薬
全身性エリテマトーデス
205.全身性エリテマトーデスの治療薬の選択
橋本 博史
1
1順天堂大学医学部・内科(膠原病)
pp.2262-2263
発行日 1987年9月30日
Published Date 1987/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221325
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全身性エリテマトーデス(SLE)の臨床病態は,軽症のものから重症のものまで幅広く分布し,病態により治療に対する反応性や予後が異なる.SLEと診断されれば,詳細な病態の把握を行い,長期予後の見通しの上に立って治療管理方式を考慮し,長期寛解導入を目標として治療を行う.
軽症と重症SLEの各臨床病態における治療法の選択を表1,2に示す.ループス腎炎は別項(157.SLE腎症の薬物治療⇒p2142)にあげられているので,ここでは表中の記載のみにとどめる.
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