今月の主題 呼吸不全とその管理
呼吸不全の臨床診断
動脈血ガス分析の臨床的解釈
桜井 滋
1
,
大谷 信夫
1
1金沢医科大学・呼吸器内科・RCU
pp.586-588
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
生命を脅かすようなvital signがあるときや,症状・病歴から呼吸不全が疑われ,正確な評価が望まれるときには,速やかに動脈血ガス分析(ABG=arterial blood gas analysis)を行わねばならない.ABGの生理学的読解法は成書に詳しく,解釈のためのdiagramも多数提案されているが,実際の臨床ではより迅速な評価が要求される.本稿では,生理学的根拠に基づいて,可能な限り単純化したruleを用いたABGの臨床的評価法について述べる.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.