臨時増刊特集 図解 診療基本手技
Ⅳ 診療手技
F その他
84.胃洗浄
浅田 学
1
1旭中央病院・内科
pp.2510-2511
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220743
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適応
1)睡眠薬や農薬の誤飲,服毒
毒・薬物の服用後4時間以内で意識障害のある患者がよい適応となる.しかし胃洗浄はあくまでも補助手段であり,呼吸,循環管理が最も重要である.重症例では血液浄化法による治療も考慮すべきである.腐蝕性毒物(強酸,強アルカリなど)の場合は胃洗浄により消化管の穿孔を起こすことがあるため,胃洗浄は行わず,中和剤の服用や希釈液の注入を試みる.
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