今月の主題 内科医のための小児診療のコツ
小児診療の特殊性
理学的所見のとり方
舘石 捷二
1
1京都市立病院・小児科
pp.1308-1309
発行日 1986年8月10日
Published Date 1986/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220470
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診察の目的
問診で得られた情報を参考にして視診,触診,打診,聴診により診断の手掛りをつかむ.小児患者の診察に際しては,まず以下の諸点をチェックする.
(1)母親の訴えが単なる思い過ごしによるものか,真に病的な異常か.(2)緊急を要する状態ではないか.(3)重大な疾患の初期徴候がみられないか.(4)どんな病態(感染,アレルギー,遺伝,心因性など)が関与しているか.(5)成長や精神運動発達に遅れがないか.
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