今月の主題 体液・電解質補正の実際
輸液の基本的ルール
Kの投与量とスピード
飯田 喜俊
1
1大阪府立病院・腎疾患センター
pp.942-944
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220388
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Kは主として細胞内に存在し,細胞の代謝に重要な役割をなしている.Kが欠乏すると低K血症をきたしたり,種々の臨床症状がみられ,直ちにKの補給を必要とすることが少なくない.しかし,Kは与えすぎても高K血症をきたす危険があり,できる限り正確なKバランス状態を把握し,それに従ってKの投与量や投与スピードを決めて,安全かつ効果的な治療を行う必要がある.
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