カラーグラフ 皮膚病変のみかたとらえ方
肝炎に伴う皮膚病変
石川 英一
1
,
石川 治
1
1群馬大学医学部・皮膚科
pp.890-891
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220377
- 有料閲覧
- 文献概要
概念 肝は代謝の中心臓器であり,肝は他の全身諸臓器と相互に直接・間接に影響しあう.皮膚も例外でなく,肝細胞機能低下による蛋白・糖・脂質・ホルモンなどの,生成・異化障害,肝線維化に伴う循環動態の変化などの影響を受け,種々の皮膚病変を呈するとともに,皮膚疾患とくに膠原病で肝障害,肝炎を合併することが少なくない.本文では紙面の都合上,肝硬変,胆汁うっ滞,急性肝炎などに見られることの多い皮膚病変に限って記載する.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.