診療基本手技 研修医のためのノート
現症,身体所見の記載のしかた
西崎 統
1
,
峰石 真
1
1聖路加国際病院内科グループ
pp.1312-1313
発行日 1985年7月10日
Published Date 1985/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219855
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日常診療において問診と診察は医師と患者との重要な接点である.現在の進歩した医療においても,その位置は昔と変りはない.とくに最近,診断技術,診断機器,検査の著しい進歩のため,つい検査に頼りがちになる場合が多いが,臨床経験を積めば積むほど,病歴の聴取,診察の重要性が日常の臨床においてしばしば強く認識される.
したがって,内科臨床研修を始めたばかりの研修医は,この問診,診察に関して基本に忠実に,しかも正確に行うことを学び,かつその所見を要領よくチャート(現症用紙)に記載する習慣を身につけておく必要がある.
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