ベッドサイド First Contact(鼎談)
結腸癌の既往があり,食欲不振,頻発する嘔吐,便秘を訴えて来院した57歳の男性
伊藤 敏雄
1
,
松尾 史朗
1
,
松枝 啓
2
Toshio Itoh
1
,
Shiro Matsuo
1
,
Kei Matsueda
2
1国立病院医療センター
2国立病院医療センター・消化器内科
pp.1858-1868
発行日 1984年10月10日
Published Date 1984/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219270
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松枝(司会) first contactで一番大切なことは,患者に遭遇した場合,絶えずcost effectivenessを考えて,より経済的に,しかも患者のリスクを侵さずに,いかに合理的に問題の核心に触れ,より迅速に正しい診断を下し,治療方針を確立するかということにあります.今日は伊藤先生に症例を提示していただいて,この症例をまったくご存じない松尾先生に,この患者にどう対処するか,実際の状況を想定したうえでお考えいただき,必要に応じて私がコメントするという形で話を進めていきたいと思います.
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