今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで
透析
血液透析
中川 成之輔
1
Seinosuke Nakagawa
1
1東京医科歯科大学・第2内科
pp.454-456
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218944
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血液透析の適応と導入
適応と禁忌 腎不全状態はすべて適応である.年齢と原疾患による禁忌はとくにない.ただし,長期慢性透析が予定されるものでは,治療の内容を理解できない精神疾患や痴呆状態のある場合は慎重に考慮する.乾癬や精神分裂病を適応と主張するものもあるが定説ではない.多発性骨髄腫,Goodpasture症候群,SLE,肝腎症候群の腎不全では,plasmapheresisを第一選択とするか併用する.
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