今月の主題 不整脈のトピックス
抗不整脈薬
抗不整脈薬の副作用
杉本 恒明
1
Tsuneaki Sugimoto
1
1富山医科薬科大学医学部・第2内科
pp.1115-1118
発行日 1983年7月10日
Published Date 1983/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218345
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表は富山医科薬科大学病院の医薬品集1)から抜萃し,要約したものである.禁忌(絶対禁忌)と慎重投与(相対的禁忌)は副作用のゆえに使用できない,ないしは使用しにくい状態といえる.共通したこととしていえるのは,薬剤過敏性のあるときは当然として,洞徐脈や刺激伝導障害のあるとき,心不全状態にあるときには注意を要することである.肝・腎障害はそれが薬物によって起こる場合の他に,薬物の代謝,排泄が遅れて蓄積し中毒を生じる危険があるために問題となる.
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