画像診断 心臓のCT・12
動脈瘤
太田 怜
1
,
林 建男
2
Satoshi Ohta
1
,
Tatsuo Hayashi
2
1三宿病院・循環器科
2自衛隊中央病院・放射線科
pp.2564-2568
発行日 1982年12月10日
Published Date 1982/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218081
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動脈瘤は現在大動脈造影法によって確診されている.しかし,動脈瘤のあるところに壁在血栓の付着しているときなどは,その場所でかえって造影像が狭小化している場合などがある.このようなとき造影CT法を行えば,動脈内腔と血栓と動脈壁とを区別して描記できるので便利である.
解離性大動脈瘤のときも,造影CTにより真腔と偽腔との間の隔壁をうつしだすことができれば,それが診断のきめてとなる.
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