画像診断 心臓のCT・6
大動脈炎症候群
太田 怜
1
,
林 建男
2
Satoshi Ohta
1
,
Tatsuo Hayashi
2
1三宿病院・循環器科
2自衛隊中央病院・放射線科
pp.1086-1092
発行日 1982年6月10日
Published Date 1982/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217810
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大動脈炎症候群は,動脈壁の変化の強い症例では,単純心X線上,大動脈に沿った広範な石灰沈着から,それと診断できるが,そうでない症例では,かならずしも容易ではない.確診のためには,大動脈造影を行って,大動脈の狭小化をみなければならない.
大動脈炎症候群は,大動脈壁そのものが拘縮するので,内腔のみならず,外径も狭くなっている.CT検査は,単純なものでも,その検出にきわめて有利な方法である.
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