今月の主題 高血圧症—今日の知識
成因
神経因子—調圧反射機能
斉藤 俊弘
1
Toshihiro Saito
1
1千葉大学医学部・第3内科
pp.1946-1947
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217997
- 有料閲覧
- 文献概要
血圧が上昇すると,反射的に心拍数が減少し,末梢血管が拡張する.これが調圧反射である.1866年,CyonとLudwigによる大動脈神経の発見以来,高血圧における調圧反射の役割に関する多くの研究があるが,未だ不明の点が多い.そこで,本稿では高血圧と調圧反射機能についての現在までの知見を概説する.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.