図解病態のしくみ 循環器疾患・4
高血圧と粥状硬化の関係—形態学的変化を中心としたメカニズム
須永 俊明
1
Toshiaki SUNAGA
1
1佐賀医科大学・内科
pp.659-663
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217132
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粥状硬化における高血圧の役割は,「高血圧は粥状硬化を悪化(aggravate)したり,促進(accelate)する」といえよう.
しかし,高血圧が,単一で粥状硬化の促進因子になりうるかどうかは疑問である.多くの場合,他の粥状硬化の促進因子と共存して促進因子として大きい効力を発揮すると考えられている(図1).
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