胸部X線写真の読み方
シルエット・サイン
松山 正也
1
,
徳田 裕
1
Seiya MATSUYAMA
1
,
Hiroshi TOKUDA
1
1東海大学医学部・放射線科
pp.246-252
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216414
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松山 今回は胸部における病巣の位置決定に重要なシルエット・サインについて述べてみたいと思います.このサインは,古くは1935年頃から,左上葉舌区の病変に際して,胸部X線上心左縁が消失することが知られており,その後,中葉の病変でも心右縁が消失することが知られ,X線診断に応用されていたものです.
1950年Felsonが"silhouette sign"としてはじめて総括したもので,今日では胸部X線写真読影の基本ともなるべきものであり重要ですので,症例を中心に解説してみたいと思います.
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