今月の主題 血管炎とその臨床
血管炎の成因
Immune complexと大動脈壁Fcレセプター
粕川 禮司
1
,
岡田 満
1
1福島県立医大第2内科
pp.2100-2101
発行日 1979年11月10日
Published Date 1979/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216289
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はじめに
血管炎の病変組織を螢光抗体法で染色すると,免疫グロブリンや補体成分の頼粒状沈着がよく認められる.これはimmune depositsと呼ばれ,多くの場合,抗原抗体複合物(immune complex)から成る.このような成績から,血管炎の成因を血中immune complexと血管壁のレセプターという観点から考えてみる.
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