内科臨床に役立つ眼科の知識
サルコイドーシスの眼所見
松井 瑞夫
1
1日大眼科
pp.1374-1375
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208040
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サルコイドーシスは全身の諸臓器に肉芽性の炎症をきたす疾患であり,眼科領域では,内因性ぶどう膜炎—すなわち,血行性あるいはリンパ行性に起炎体がぶどう膜に到達し,ここで種々の組織反応を起こす病型—の原因として重要視されている.また,全身の部位別出現率をみても,肺野についで皮膚とともに高率である.このため,眼所見からサルコイドーシスの診断につながることも決して稀ではない.今回は眼サルコイドーシスの臨床像を中心に解説を行ってみよう.
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